交通アクセス

058-272-0011

8:30~11:30/13:30~17:00

人工膝関節置換術

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症は膝の軟骨が減ったり骨棘と呼ばれる骨の突起が出現してきたりする膝関節の慢性疾患です。9割の方が膝の内側で起こり始めます。

進行すると膝が伸びなくなる、曲がりが悪くなる、O脚がひどくなる、膝の痛みで長い距離が歩けないなどの症状が起こってきます。年齢とともにこの変形が生じる割合は増えてきます。

またスポーツなどでの膝のケガも影響してくる場合があります。肥満も発生のリスクになります。家族性があり疾患の起こりやすさには遺伝子も関係しています。

変形性膝関節症の治療方法

初期であれば運動療法、生活様式の調整、減量などで症状の改善が得られます。

また膝関節へのステロイド注射、ヒアルロン酸注射も痛みの緩和に効果があります。変形性関節症に適応のある慢性疼痛に対する痛み止めの薬も効果的です。ただし変形した関節をもとに戻したり軟骨の再生を促したりするような飲み薬はありません。

一般的に進行することが多く生活に支障が生じるようになり保存的加療(手術以外の治療)で芳しくなければ人工関節置換術などの手術加療が効果的です。40歳代、50歳代の方でまた末期まで進行していなければ膝周囲の骨切り術が有効なことがあります。

人工膝関節置換術について

人工膝関節置換術は末期変形性膝関節症、破壊された関節リウマチ膝などの疾患に対して非常な有効な手術です。

早期や進行期の変形性膝関節症には運動療法、ヒアルロン酸注射などの保存的加療を行っております。

当院のすべての常勤医師は人工膝関節置換術に習熟しており安心して手術を受けて頂けます。またリハビリを担当する理学療法士も充実しております。

当院での人工膝関節置換術の手術件数は年間200件近くに上り東海地区においては有数の手術件数が多い施設となっております。

しかしながら当院は整形外科単科クリニックとなっており重い基礎疾患のある方(重度の心臓病、重度の糖尿病、重度の腎不全、重度の肝疾患など)は当院での手術が困難な場合があります。

人工膝関節置換術の効果について

術後は歩くときの膝の痛みがよくなり長い距離が歩きやすくなります。しかし跪きやしゃがみ込みなど苦手な動作もありまた術後膝の痛みが残ったり膝の曲がりが悪くなったりすることがあります。患者さんの高い満足度を得るには専門的な手術技術や人工膝関節に適したリハビリテーションが必要です。

手術時間について

術者が手術をしている時間は約1時間半程度です。両側同日例では約3時間になります。

麻酔や消毒等準備、術後レントゲンでの確認等に時間がかかりますので部屋を出てからもどるまでには2時間半から3時間ほどかかります。両側例はお部屋を出て戻ってくるまで4時間ほどかかります。

人工関節の材料について

人工関節の材料は金属・ポリエチレン(プラスチックの一種)・セラミックスです。
人工関節によく使われる金属としてはコバルトクロム合金、チタン合金、ステンレススチールなどがあります。骨セメントを使用する方のインプラントにはコバルトクロム合金やステンレススチールが使用されているケースが多いです。チタン合金製の骨セメント用インプラントもあります。骨セメントを用いないセメントレスインプラントの場合はチタン合金製が多いです。チタンは生体親和性が高いためインプラントと骨との直接的な結合に適しています。

歯科用インプラントの骨に埋め込まれる金属もチタン製であることが多いようです。チタン製のインプラントはMRI検査にも適しておりますがその他の金属でも脳や脊椎など他の部位のMRI検査には問題はありません。チタンは比較的軽いため(鉄の約6割)チタン合金製インプラントはコバルトクロム合金製インプラントやステンレススチール製インプラントより軽いです。しかしながら重い方のインプラントを用いたからといって術後にその重さの違いを感じるとることはないようです。

麻酔について

全身麻酔と腰椎麻酔を用いて行います。腰椎麻酔の効果として術後も半日程度は痛みがなく患者さんに優しい麻酔です。時に腰椎麻酔の合併症で一時的な頭痛が生じることがありますが非常に細い針でおこなっておりますのでその確率はかなり低いです。

術後も苦手な動作

正座(術後ほとんどの方ができません)。しゃがみ込みや床からの立ち上がりなどは苦手な動作になります。床ふきなどの跪き動作も苦手な動作です。

膝の腫れ

約3ヵ月をかけ少しずつ良くなります。術直後は一時的に腫れることがあります。
皮膚の色も内出血のため出血斑が広い範囲にでます。皮膚の青あざは術後3週間ほどで消えます。

熱感

膝を触って熱っぽい感じは約6ヵ月継続します。

皮膚の知覚障害

膝に12~15cmほど皮膚を縦に切開致しますが切開部の外側で皮膚を触った感触が鈍くなります。また術後しばらく傷の周囲にピリピリした痛み突然走ることがあります。特に異常な経過ではなく徐々に良くなっていきますが回復には数ヵ月を要します。

異音

時にコツコツやジャリとした音が膝の曲げ伸ばしの際生じることがあります。不満足の原因になりがちですが当院ではそのような異音が生じにくいインプラントを用いております。

高位脛骨骨切り術について

変形性膝関節症の多くが膝の内側から起こってきます。一つの原因が多くの人が生まれつきO脚よりの膝を有していることが上げられます。

そのような内側の軟骨が減ってきたり半月板が損傷したりする内側型の変形性膝関節症の治療として変形が軽度であったり比較的年齢が若い場合に高位脛骨骨切り術が適応となることがあります。

高位脛骨骨切り術にはいくつかの手術方法がありますが目的はO脚の矯正にあります。

膝の下側の骨(脛骨)を骨切りし少しX脚になるように膝のアライメントを変えます。そうすることで体重は膝の外側にかかりやすくなり痛んだ膝の内側の負荷が減ります。

高位脛骨骨切り術の効果について

いま主流の内側から骨切りし金属プレートで固定する方法の場合、骨切り後の隙間には人工骨を入れることもおおいのですが同種骨を骨移植することでより早期に骨癒合が得られる傾向にあります。

手術後半年ほどで骨癒合を認めることもあります。骨癒合が得られたなら金属プレートは抜去します。手術後、膝の痛みは徐々によくなり変形性関節症の進行を遅らせます。変形が早期の段階であれば人工関節置換術を回避できる可能性が増します。

医院紹介

大橋・谷 整形外科は
人工関節手術を専門とする施設です

専門医について

人工関節手術・関節リウマチの
経験豊富な専門医のご紹介

施設について

手術・入院・外来通院・リハビリ施設が
すべて揃っております

部門について

患者様の早期回復をサポートする
専門部門のご紹介